お先に


 「最近の休日のあなたはどう過ごしていらっしゃるのかしら?」

 コト

 「外出するコトが多くなったわ・・・でも、街中をブラブラしてる感じ」

 コト

 「何か新しい趣味でもないの?ハマれる趣味のひとつやふたつは?」

 コト

 「ジュエリーには遠のいて、アスティを楽しまなきゃいけない時間が長いわ」

 コト

 「へぇ。休日なのに時間がないの。オトコでもデキたのかしら?」

 コト

 「・・・チェック。ツメが甘いわよ」

 「あちゃ・・・やられちゃったわ・・・、完全に先読みされてたわね・・・」

 「落ち着いて、相手の考えてるコトを察するコトが大切よ」



 「またアイツ(加藤)が残業させてくるのよ」

 サッ

 「私も定時には帰れないことが多いわ。そんなに怒ることなのかしら?」

 サッ

 「そうよ。怨むわ。用事のあるときに限って残業させてくるのよ・・・ぜぇ〜〜〜たいッ、アイツ(加藤)はアタシを茶酌みと雑用くらいにしかみてないわぁあぁあーッ!!!」

 サッ

 「きっと、アナタのコトを信用しているから活躍させているのよ。その用事って何の用事かしら?」

 サッ

 「そうかしら?ありがと♪用事は楽しみにしてる映画よ。毎週水曜日は映画館に必ず足を運ぶようにしてるの。映画館で観た方が臨場感があるじゃない?レディースデーでお得だし、最近はラブコメにハマってるのよ♪」

 サッ

 「・・・ストレートフラッシュ。さっきから悪い気はするわ・・・」

 「MA・JI・DE?はっやい〜!どうしてそんなに揃えるのがお上手なの???」

 「余計なコトは考えないで信じることも大切よ」



 「気が早いかもしれないけれど、次はどこに行ってみようか考えているのよ」

 ピシャ

 「もう少しゆっくりしていけばいいのに。私にはアナタを止めることはできないけれども、察するに危険な旅になりそうだから。」

 ピシャ

 「そうね。危険な旅。でも、時間を気にしなくてもいい気ままな旅」

 ピシャ

 「広大な荒野をひとりで歩くのも待ち続けるのも気が遠くならない?」

 ピシャ

 「1日中待つなんて当たり前かしら。それでも自分から積極的に道を進むわ。停まって頂いても同じ方向、目的地とは限らないし、その近辺で野宿ってこともよくあるコト。荒野の道路には気をつけなきゃ。たまに車にひかれそうになったり、車内でおそわr・・・」

 ピシャ

 「・・・王手。ここでもちょっと油断してるわよ?」

 「Wow!もうちょっとで取りにイケルと思ってたのに〜」

 「自分から行かないで、待ち続けるのも大切よ」














































 カタッ








































 「・・・ロン。悪いけど、オール3000点で」

 「って・・・またぁ?」(いつもキリの独り勝ちね・・・)

 「Wow!ちょっとイケると思って狙ってたのよ〜」

 「MA・JI・DE!? 早すぎ〜!さっきから負け続きなのに・・・」

 「私だって、読めないモノくらいあるわ」

 「コートなんて今の季節、アツイんじゃない?春物コート?」

 キラキラ・・・

 「何か指が光っているわよ?薬指に・・もしかして指輪・・・」

 「それアナタのデザインのジュエリーじゃないわよね・・・?」

 「ゴメンなさい、時間だから失礼するわ・・・お先に」

 「ぉ・・・お幸せに・・・」

→上から順にチェス→ポーカー→将棋→麻雀です。間違ってたらゴメンなさい〜;
遠まわしにギクシャク感が出てますがこんなお話もたまにはいいカモ・・・。
キリがちょっと冷めてる感じもしますが、私の中ではこんな感じ。

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