ワケアリ
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「夕暮れのビル街ってやっぱり、落ち着くわね」
「こんなジャングルのように映えた近代化のビル街なんてキライじゃ」
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「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
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「はぁ・・・」
「おや、おぬしはもしかしてレイヴガールか?!」
「ぇ・・・?」
「久しぶりだな、レイヴガールよ・・・ずっと探していたぞ・・・」
「ちょっと待って、ヒト違いじゃないかしら?」
「レイヴガールではない?」
「少なくとも、わたしは別の・・・」
「そうか、人違いかすまなかったな・・・急いでおるので失礼するぞ」
「・・・」
「・・・」スタスタスタ・・・
「待って、おじ様・・・わたしもレイヴガールを・・・」
「何?レイヴガールを知っているのか?」
「彼女の話を色々と聞くわ」
「言うのは難なのだが・・・おぬしとレイヴガールがよく似ておるな」
「よく言われるから気にしてないわ。私も彼女と似てると思うし」
「かつて、とあるクラブでレイヴガールの見かけた」
「わたしは一度も彼女をみたことないの」
「何?みたこともないのに似てると思うのか?」
「よくわからないけれども、似てると思うの」
「・・・ワケアリのようだな」
「そうかしら?」
「似てると自分で思う根拠がないではないか」
「それは日々、悩みに悩みんでいるわ」
「ほぅ、おぬしの名前はなんというのかね?」
「トルマリンよ、おじ様は・・・?」
「ふふ、知りたければ土曜日の夜にわしのクラブにくるがいい・・・」
「そんなコト言われても私には何もわからない・・・」
「今のおぬしならわかるだろう、そろそろ失礼するか」
「待って!おじ様・・・!」
スタスタスタ・・・
→つづく?
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